2014. 09. 08  
一週間休みをずらしたが、天気予報は大きく外れガスと小雨の全く眺めのない、しかし静かな山行になりました。
最初の計画は、鳥倉口から一気に荒川小屋まで行き、テント泊して赤石、荒川三山を全部頂いてこようと言うものでしたが、計画が甘過ぎました。荷物はなんとか10kg弱と1泊のテント泊にしては軽く出来たのですが、それでも日帰り時の5kg程度に比べ負荷は大きい訳です。それにいつもは標高差を重視していたのですが、今回のような縦走は距離が重要でした。その辺りの読みは全くもっとお粗末だったと言えます。トレーニングもまだまだ不足していました。

という事で、今回の行動記録は以下の通りです。

2014/09/04       標高  距離
5:50  鳥倉駐車場   1650 0
6:18  豊口山登山口  1780 2.6
8:00  三伏峠      2590 6.2
8:35  烏帽子     2726 7.8
9:14  前小河内岳   2784 9.0
9:50  小河内岳    2802 10.0
11:20  板谷岳     2650 13.7
11:45  高山裏避難小屋 2410 15.3
12:15
14:01  荒川岳前岳   3061 18.3
14:11  荒川岳中岳   3084 18.7
14:23  最高到達点   2980 19.3
14:42
14:57  荒川岳中岳   3084 19.9
15:10  荒川岳前岳   3068 20.4
16:50  高山裏避難小屋 2410 23.5

2014/09/05
6:26  高山裏避難小屋  2410 0
7:17  板谷岳      2650 1.7
8:58  小河内岳     2802 5.4
9:22  前小河内岳    2784 6.5
9:49  烏帽子      2726 7.8
10:19  三伏峠     2590 8.5
10:40
12:28  豊口山登山口  1790 12.8
12:37
13:12  鳥倉駐車場   1650 15.5

9月4日
 前日10時就寝、相変わらず早く床についても寝付けません。うつらうつらしているうちに3時になり起床。
アパートを4時頃出発し、松川ICから大鹿村へ。少し明るくなってきた山の中は深い霧。
鳥倉の駐車場は5時半頃到着。駐車場は相変わらずたくさんの車。
隣もこれから出発のご夫婦さん。仙丈に行くつもりだったが、急遽塩見に変更との事。北の方が天気悪いからかな??でも、あの二人のペースで塩見の日帰りはどうだったろうか??

さて、今回EPSONのGPS時計を新型(SF-310)に更新したのですが、ちょっと不具合が!!最初のGPS捕捉が出来ずずいぶん時間がかかってしまった。谷間でもなく、山の中とは言え2/3程度は空が開けているのに。結局それで10分くらいがんばってみたが、どうしてもだめなので出発する事にしました。
(帰ってから確認したらファームウエアが出ていて捕捉性能が改善されたとの事。どんなものか?)

5時50分出発。最初は舗装の林道を3km弱歩きます。体を温めるのにちょうどいい距離かな。いや、長い。
霧も時々晴れる事があって、何となく期待させる。
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林道終点まで前回は20分程度だったが、今回はやはり荷物なのかな、30分弱かかってしまった。
三伏峠までは一度歩いた事がある道で、案内板も1/10ごとに表示されているのでペースがつかみやすい。
途中の水場で少し休んでそして一気に三伏峠へ。
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やはり重荷はきついが、なんとか2時間ちょっとで来れたので、この感じで進めれば良かったのだが、そうは問屋が卸さない。

縦走路に入るとガスと風で寒い。全く眺めはなく先が見えず精神的に疲れる。
最初の山、烏帽子を越えたところで雷鳥の親子発見!
6羽くらい居たかな。
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結構近づいても逃げない。さすがにこの前のオコジョのように寄って来る事は無いけれど。

前小河内岳付近でさすがに寒さが厳しくなってきたのでウインドブレーカーを着用。
霧の水分と、木々に触れる事で体はびしょぬれになるが、雨が降ってる訳ではないのでまずはこれで大丈夫。
でも、ほんとに天気が悪いと気持ちはブルーになってしまい、ペースもがた落ち。
小河内岳(2802)のあたりで、今回の行程について変更を決定。

このペースでは荒川小屋まで行けたとしても、明日戻って来れるかどうか、なれば赤石岳はあきらめ今回は高山裏避難小屋でのテント泊にして、荒川三山だけにしよう。赤石岳は天気のよい時に小渋川から攻めよう。

小河内岳を越えたところで一瞬だけ青空が!!でも、ほんとにこの時数分間だけで後はまたがすに覆われてしまった。
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天気は悪いときでも高山植物は楽しめます、というかそれぐらいしか楽しみがなくなります。
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でも、防水カメラと言え、曇ったり、水滴がついたりした上にお疲れのおじさんには悪天の中での撮影は結構めんどうです。失敗作多数です!!

さて、この三伏峠〜荒川岳の縦走路は、小河内岳を越えると2500m程度の稜線を上り下りするのですが、目印になる特徴的なものが無く、どこまで来たのかがよくわかりません。非常に疲れます。
特徴が無いと行っても、林があったり、お花畑があったり、大崩落地の端を歩いたり変化にとんだ面白いコースです。晴れていれば眺めもよく楽しいルートなんだと思いますが、なにせ霧で・・・
心がへし折れた状態で黙々と歩くしかありませんでした。
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11時目標で高山裏避難小屋を目指すも、ペースはあがらず結局11時45分になってしまいました。
小屋はシーズンが終わり既に管理人がいない開放となっていました。
とても綺麗な状態で、一番奥を独占、荷物を広げこれから行く荒川岳往復用の荷物だけをザックに詰め込み、小雨がぱらついてきたのでカッパ上下を着用し30分ほどで出発。

既に膝に違和感を感じており、重荷の影響が出ている。天気が悪い中、もう15kmも歩いているので当たり前かもしれない。
一気に高度を上げるかと思えば、最初は歩きにくい道をしばらくトラバース、疲れた体にはなかなか厳しい。
元気なときは全く問題なさそうなのに、こういうときはほんとに辛い。
そして、登りが一気に始まる。最初は灌木帯だが、そこを抜けるとがれ場地帯になり一気に高度を稼ぐ。でも上がどうなってるか全く分からない。がれ場登りと言っても、鋸岳のがレバに比べたら屁でもない。
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息を切らしながらやっとやっと登って、前岳手前の稜線に抜けると右下はバックリ切れ落ちた大崩落地となる。
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次ぎにきた時にはこの道は無くなってるんじゃないか?というような危なっかしい道です。
そこも結構続いて、なかなか前岳につかない。疲れた時とはそんなものか。
でも、一歩一歩進めば必ず到着するもので全く眺めのない久々の3000m峰制覇!
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そしてさらに10分ほどで中岳、ここまでの目標が1時間半だったが、結局1時間55分、すでに当初の予定から1時間以上遅れている。なんとか最高峰の悪沢岳(3141m)まで行きたい、地図とにらめっこしながらこれからの時間を計算するが、どう考えても行けそうにない。
いや、そんなはず無い、なんて思いながら歩いていたが、10分くらいで撤退を決意。
心も体も、時間的にも限界。ここから往復2時間程度かかるとすると、膝が痛い状態でさらに疲労してあのがれ場を下るのはかなり時間がかかりそう。小屋に戻るのは7〜8時になってしまう。天気がよければそれも可能だろうが、今の状態ではちょっと心配。いや、かなり心配。
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せっかく荒川だけを目指したのに最高峰を登れず帰ってしまう事、後悔しないか?
天気のよい時にリベンジすれば良いさ。
という事で、中止を決めた場所でおにぎり、ゼリーを食し20分ほど休憩。
また来た道を登り返す。
荷物を持ってきてれば中岳避難小屋で泊まれたのにな〜〜〜、でも、ここから帰るのはきついしな〜〜
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あとは下るだけ。まあ、それにしても霧に隠れた大崩落地は怖い事。
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がれ場の下りは思ったより快調。自由な足さばきが出来るので、動きの制限される登山道より良いのかも??
それに浮いた石ころはクッションの役目をしてくれるので思ったより負担が少ない。
ウスユキ草もおいらを応援してくれている。
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がれ場の下りよりも、小屋へのトラバース路が長くて参った。
しかも水場で休んだ後、ストックを置いてきてしまうという大失態。
やっと買ったカーボン品なので、仕方なく戻って取り戻す。往復5分程度だが精神的ショックは大きい。

小屋についたのは5時ちょっと前。
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やはり悪沢岳まで行ってたら7時を越えていただろう。
最良の決断だったと思う。

小屋に戻って、すぐに水汲みへ。小屋から4分くらい下ったところにすてきな水場。
石の間から本物の南アルプス天然水がこんこんと湧き出ている。
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さて、小屋ではコーヒーを飲み、乾燥米を食べて、後やる事が無くなり7時に就寝。
膝が痛く寝返り打つのが辛い。
でも、結局4時頃まで眠っていた。

小屋の中はこんな感じ
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起きてみれば外は小雨。
ちょっと憂鬱だが、帰るだけなので少しは気楽。
雨の山中を歩くのなんて何年ぶりか?
のんびり支度をして、6時半ちょっと前に出発。
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登山道はしっかり水たまりになっていて、私のトレランシューズはびしょぬれ。でも、案外問題なし。
雨の南アルプスも悪くないかも??
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とにかく今日は帰るだけだし、足も痛いしのんびり歩く事にして黙々と進む。
でも、どんどん膝の痛みがひどくなっていき、時々後ろ向き歩行でごまかす。
登りは問題ないが、下りは左右とも膝がだめで泣きながら下る状態。

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とにかく、眺めでもあればちょっとは違うのだろうなと思いながら、なが〜〜〜〜〜〜〜ぃ縦走路をなんとかクリア。
三伏峠でしっかり休み、いよいよ下りの本番。
でも、あれだけ痛い足の状態でもそれなりのスピードで下れたというのは、やはりM発動状態だったのか?
なきが入っても、がんばるしかないので歩いていたけれど、前に進めばいつかはゴールにたどり着く。
とりあえず半分の水場!
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で、サルの腰掛けの大群。腰掛けられないね。
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平らなところは普通に歩けるが、急なところはだめ。最後は登りでも膝の痛みが出てしまった。
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最後の最後に急な下りが15分くらいあるのだが、ここはほんとに辛かった。
右ひざは復活したが、左ひざは曲げると激痛が走るので曲げないで下ってみたが、かなり難しかった。それでもその歩行法を身につけたのでだいぶ楽になった。

で、なんとか林道まで出てきて、後はのんびり舗装路歩き。舗装路はほぼ普通に歩けたので良かった。もちろん昨日より時間はかかったけれど、なきが入る事は無い。

午前中には帰って来る予定が、1時を過ぎてしまったが、この状態でよく歩けたなって逆に自信がついたかも??

その後松川IC近くの町営清流荘という施設でお風呂に入り、ご飯を食べて福島まで帰ってきました。

膝の具合は最悪ですが、ちょっと休めなきゃいけないですが、鍛え直しリベンジしなくては。

お疲れさまでした。
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Author:はやぶさ半
福島から長野伊那谷に単身赴任中。ドッジボール、登山などずらずら日記です。

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